膝の痛み

こんなお悩みありませんか?

  • 歩くと膝が痛い
  • 階段の昇り降りが辛い
  • しゃがむと膝に痛みが出る
  • 走るとだんだん痛くなってくる
  • 立ち上がる時に痛い

そもそも何で膝は痛くなる⁇

膝は上記のように二足歩行しているととても負担のかかるところなので、日常生活の様々なシーンで痛みを感じやすい箇所の一つです。

それもそのはず、歩くときには体重の約3倍、階段の昇り降りでは約7倍もの重さを支えている、と言われています。

そんな頑張り屋の膝の痛みを経験したことがある、もしくは現在も痛みがあるという方は、日本人の4人に1人という割合です。

膝は股関節をつくる大腿骨と足首のくるぶしをつくる脛骨と腓骨、膝の動きをガイドする膝のお皿である膝蓋骨からできる関節です。
また、股関節や足首の動きの影響を受けやすく、痛みを発症しやすい箇所と言えます。


主なはたらきは膝の曲げ伸ばしのみですが、体重を支えたり、曲がった状態では捻りの動きにも関与するなど、相当な負荷に耐えられるように靱帯や半月板などの緩衝材のような役目をする組織が多いのも膝関節の特徴です。

また、先ほども述べたように歩くときには体重の約3倍、階段の昇り降りでは約7倍もの重さを支えている、と言われるほど負荷が多いため、損傷した箇所により、

  • 変形性膝関節症
  • 膝軟骨の消耗
  • 腸脛靱帯炎
  • 膝蓋靱帯炎
  • 鵞足炎
  • タナ障害
  • 半月板損傷
  • 前・後十字靱帯損傷
  • 内・外側副靱帯損傷

などの診断名になります。

それぞれどんな症状でどんな人になりやすいのか、などはありますが、

実は上記の膝の疾患になってしまう原因は共通しています。

それは、膝周りを覆っている筋肉の硬直によるものです。
例えば膝の真上を覆っている大腿四頭筋が硬いと、膝を曲げたときに膝蓋骨を押し潰すような力が加わり、膝蓋骨と大腿骨の関節軟骨に摩擦が生じるようになります。

それにより、大腿骨側の軟骨に傷ができ、ささくれのようにトゲ状になります。

大腿四頭筋が硬く硬縮していると、膝を伸ばしたときに大腿骨と脛骨の関節軟骨どうしが摩擦を起こやすい状態であるため、脛骨側の関節軟骨にも傷が付いて、軟骨がすり減ってしまうわけです。

それにより、関節軟骨の損傷により水が貯まるなどの症状も起こるようになってしまったり、大腿四頭筋が硬直すると柔軟性も低下するので、靱帯への負荷が大きくなり、スポーツの動作などの急激な動きにより靭帯炎や断裂などを引き起こしやすくなります。

※傷ついた軟骨を施術により修復することはできませんが、原因である大腿四頭筋などの膝を覆っている筋肉を緩めることで症状が緩和することは良くあります。

症状が緩和していくのかは施術をして症状の経過を診ながらの判断になりますので、ご了承いただきますようお願い致します。

膝周りの筋肉が硬直する動作や姿勢は様々で、 

  • 座っている時間が長い
  • 立ちっぱなし
  • 膝が内側に向いて、つま先が外に向く姿勢

なども考えられますが、それ以前に硬くなりやすい身体のタイプにも原因があります(後述します)。

西洋医学的には、

痛み止めや、筋肉の硬直を緩和するような薬を処方したり、場合によってはインソールを作ったり、

マッサージでは硬直した膝周りの筋肉へのアプローチを行い、

整体では筋肉が硬直してしまう姿勢に関するアプローチを行われているなど、あくまでも「膝の痛み」に対してのアプローチをされているかと思います。そのため、

  • 以前よりかは症状が良くなったが、まだ痛みが残っている
  • あまり症状が変わらない
  • 筋肉をほぐすのを忘れてしまったり、施術を受けないでいると、症状がぶり返してしまう
  • 自分に合った装具や薬に出会えない

といった方も多いようです。

西洋医学では、上記のように膝の痛みの原因を分類して、それぞれに対しての対処法がありますが、

身体のタイプこどに原因・施術方法が異なる東洋医学的な見方では、更に細分化して分類することにより、一人ひとりの身体の状態を鑑別し、身体に合った施術を見つけることが出来ます。

つまり、膝の痛みを起こす、膝周りの筋肉が硬直する機序も、原因も身体のタイプにより変わるということです。

それにより、膝の症状が長引いていたり、繰り返している場合は、このようなタイプ別の原因を鑑別し、施術することで解決の糸口が見つけることができるかもしれません。

どの身体のタイプでも膝に症状が出ることもありますが、

今回はその中でも膝周りの筋肉が硬くなりやすいタイプを3つ、そして膝周りの筋肉が硬くなる以外の隠れた原因となるタイプを1つ、それぞれ

・なぜ膝の痛みを引き起こすのか、

・身体にはどんな反応が出ているのか、

・それに対してどのような施術をしていくのか

をご紹介していきます。

①血流の大敵、瘀血(おけつ)タイプ

腹診を行うと以下のような箇所に反応が出ることが多いです。

このタイプは身体のあちこちで血流を堰き止めてしまいます。主に左腹部の血流が悪くなりやすく反応が出ますが、これは血管の走行で肝臓に繋がり、肝臓のうっ血により起こるためです。

それにより鼠径部(足の付け根)が硬くなることで、骨盤内の血流を悪くなり、膝周りを含めた下肢の筋肉か硬直して、膝の痛みを起こしやすくなります。

またこのタイプの痛みは刺すような鋭い痛みや鈍痛、症状が慢性化しやすいなどの特徴があります。

②身体の糖化と糖代謝異常タイプ

腹診を行うと以下のような箇所に反応が出ることが多いです。

糖は摂取し過ぎると身体に蓄積して、筋肉を硬くする性質があります。それにより膝周りの筋肉も硬くなりやすくなります。

また、糖が多いと自律神経が乱れやすく、天候の変化や季節の変わり目などに痛みが強くなる、疲労が取りづらい、身体のあちこちがつりやすくなる、などが起こりやすくなるのもこのタイプの特徴です。

③脾胃虚弱、胃の消化機能低下タイプ 

腹診を行うと以下のような箇所に反応が出ることが多いです。

胃の経絡は目からスタートして足に行きます。
そして、スネの筋肉の上にはたくさんの胃のツボがあり、消化能力が低下するなどの胃の不調があると膝周りの筋肉が硬直しやすくなります。

また、脾のはたらきも鈍くなるため、硬直した筋肉の回復にも時間がかかってしまいます。

膝周りの筋肉の硬直以外にもこんな隠れた原因もあります。

扁桃腺弱体による免疫低下タイプ

腹診を行うと以下のような箇所に反応が出ることが多いです。

扁桃タイプは免疫機能が低下しています。

それにより、病巣感染(扁桃腺の免疫低下が原因となり、他の臓器や筋肉や関節などの組織に違った病気を起こすこと)が膝関節に起こりやすくなり、炎症反応が出ることにより痛みや不調が長引くこともあります。

どんな治療?

それぞれのタイプに合った経穴(ツボ)を使い、組み合わせることで、以下のような効能があり、腹診や主訴の反応を軽減していきます。

①血流の大敵、瘀血タイプ

肝機能の回復 腸内環境の回復 頭の熱を下げる

身体のデトックス 気の流れの調整など

+解毒作用のあるシソやニラを摂る。

↪︎これにより、膝周りの筋肉が緩み,刺すような鋭い痛みや、重だるい痛みが軽減します。

またマッサージなどで押されると痛いという場合でも不快ではなくなり、セルフケアを行いやすくなります。

施術を続けていくと血色が良くなる、お腹の調子が良くなり,腸内環境が整い,自律神経が安定する効果もあります。

※瘀血の施術は副作用(だるくなる〜酷いと蕁麻疹が出るまで)が出やすいので、一人一人の回復力に合わせて、副作用が出ないように注意して施術しております。

そのため、効果が感じられるようになる時間に個人差が出ます。

予めご了承いただきますよう宜しくお願い致します。

②身体の糖化と糖代謝異常タイプ

膵臓機能の回復(身体に溜まった糖の除去と糖代謝UP)

 腸内環境の回復 免疫機関の回復など

 +普段の生活の糖質コントロール

糖代謝が回復することにより、下肢の筋肉の疲労が溜まりにくくなり、ふくらはぎの筋肉が緩むため、患部の痛みも軽減します。

それによりストレッチの効果が高くなり、より柔軟性のある筋肉にすることもできます。

また施術を続けていくと天候の変化による体調不良(頭痛などが)あった場合にも、以前より楽かも、と実感されることも多いです。

③脾胃虚弱、胃の消化機能低下タイプ

消化機能の回復 腸内環境の回復 内臓を引き上げる

 免疫機関の回復 気の流れの調整など

 +普段の食事で消化の良いものを摂る

胃と脾の経絡の流れが良くなるため、消化能力が上がる、お腹が空く、排泄がしっかりできるようになるなどの効果が期待できます。

また前・後脛骨筋がしっかり使えるようになるので、歩きやすくなったり、

内臓の位置も戻るため、今まで姿勢を正しているつもりだか、実際にできているかわからない、といったことが徐々になくなり、立っている時の身体の重心や、足の指が地面につく感覚、などが分かるようになっていきます。

④扁桃腺弱体による免疫低下タイプ

免疫機関の回復 腸内環境の回復(腸は大事な免疫機関)

 呼吸器系の回復 気の流れの調整など

 +お腹を冷やさない、できたら鼻うがい

これにより、扁桃腺や呼吸器系の働きが良くなるため、病巣感染の症状が緩和されるだけでなく、呼吸が深くなり、肩甲骨周りの深いところにある筋肉を緩めせることが出来ます。

また、姿勢が前のめりになっている場合、ふくらはぎへの負担が大きくなりますが、呼吸が深くなると胸筋な背中の筋肉が緩み、重心がやや後ろになるため、ふくらはぎへの負担も少なくなる効果も期待出来ます。

当院ではあなたがどのタイプなのかを検査、判別して施術を行います。

それにより、他で症状が軽減しなかった、もしくは薬を服用しているけど、症状が変わらないという方を根本的に改善します。

もし、不調で悩まれていたら、まだこのようなところにフォーカスして施術をしていないために、痛みや不調が長引いている可能性があるので、是非一度ご来院いただき、ご自身が現在どんな状態なのかを今一度立ち返り、一緒に治していきましょう。

トライアスロンを初めて約10年間毎月2回、膝を中心に全身を診ていただいています。

おかげで大きな怪我もなく、練習を積み

66歳でアイアンマンを完走することができました。

いつもお世話になってます。

趣味でマラソンをやっている58歳です。

以前は怪我しがちでいつもどこかが痛い状態で走っていましたが、ランナー仲間にこちらを紹介していただいてからは大きな故障もなく元気に走り続けております。

定期的に状態をチェックしてもらえる事もとても助かっており、練習計画などにも役立っています。

コレからも元気でがんばるぞ!

かがみ鍼灸治療院