施術は主に経穴(ツボ)を使い、脈診や腹診の反応をなくして症状を軽減していくことになります。
お腹の反応は硬さや押された圧迫感はあるが、痛みや不快感のないものから、軽く押されただけでも不快に感じることもありますので、施術中何回もチェックするのではなく、最初と最後というようにチェックする回数は少なくしています(実際にどんな施術をしていくのかはこの後にご紹介しております)。
この反応は初診時には不快な感覚や痛み、くすぐったさなどを感じますが、施術を繰り返していくとその反応は徐々に軽減され、最終的には不快さもなくなり、ある程度の力で押されても何も感じないようになります。その頃には痛みや不調もかなり軽減されていることがほとんどです。
その反応を軽減していくのに使用するのが経穴(ツボ)です。
人間の体には300を超えるツボがあるとされています。
その中から身体のタイプに合ったツボを組み合わせて(※同じ身体のタイプであっても使うツボが違うこともよくあります)、脈診や腹診の反応をなくしていくことで、身体の機能を回復させ、痛みや不調の原因を根本から解決していきます。
具体的な施術の例

例えば右肋骨下の反応があった場合、この反応は肝機能の異常を現しています。

上記の反応を経穴(ツボ)に刺鍼して軽減していきます。
※一つの反応を一つの経穴で無くすことができる場合もあれば、複数の経穴を組み合わせて軽減していく場合もあります。

上記の施術により右肋骨下の反応を軽減することが出来ると肝機能が回復し、
- 眼精疲労がある場合は目の疲労の回復が、
- 腱や靱帯の損傷がある場合は組織の修復が、
- 血流不全がある場合は肝臓への血流が、
それぞれ促進されます。
それにより、
- 腰痛で足を上げると痛みがあったが、痛くなくなる
- 首が痛くて捻られなかったのが動かせるようになる
- 肩や膝などを動かすと痛かったのが動かせるようになる
といった、その場で症状が軽減することもよくあります。
(※症状の程度により個人差はあります)
また、症状のみならず、身体の回復力が上がるので
・疲れにくくなる
・痛みや不調が出ても食べたり寝たりすると翌日には良くなっている
・未病治(将来起こりうる痛みや不調の予防)
という効果も期待できます。
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